佐鳴湖百景

汚れているというイメージが払拭できない"佐鳴湖"ですが、湖岸に残った自然は美しい四季を見せてくれます。政令指定都市の市街地にこれほどの自然が残っている場所は、浜松以西にはもうありません。写真を通じて数値では測れない美しさと価値を伝えながら、イメージ回復を目指しています。

揺れる葦の足下

朝日

サマータイムがすでに導入されているかのように
佐鳴湖に集う人たちの朝は早く
多くの人が日の出前からウォーキングをしています。


さて
先日、静岡大学で行われた
東京大学の山室先生の講演を聞く機会に恵まれました。

静岡大学の戸田先生から
「物議を巻き起こすような話が聞けますよ」と
事前に伺っていましたがその通りの内容でした。

常識だと思っていた考えを
現場主義の行動力でひっくり返す姿勢も含め
聞いていて非常に心地よいお話でした。

先生の提言は大きく3つあり
そのうちのひとつが
葦を植えることで湖の環境が悪化しているとのこと。

実感として
2010年末、新川河口に人工的に作られた佐鳴湖の干潟は
葦に覆われ、泥に埋まりつつあります。

葦が環境に良いというイメージが先行し
葦を増やすことが目的となってしまい
湖の浄化という本来の目的を忘れてしまった結果ではないのかと
私は感じました。

佐鳴湖の葦が実は環境を汚している…

このことを科学的に実証することも可能だそうですが、
事実を素直に行政が受け入れて改められるかは
また別の風が必要かもしれません。



山室先生ブログ 水から環境を考える



佐鳴湖 イベント情報




佐鳴湖百景パネル展
内 容 私がiPhoneで撮った写真100枚をパネルにして展示しています
開催日 平成25年7月11日〜9月いっぱいまでゆるりとやっています。
場 所 富塚町 C-cafe
時 間 11:30〜17:00 
その他 オープンスペースの温室の中にあるので気軽に覗けます。よろしければ見てくださいね 


第308回 佐鳴湖の自然に親しむ会
開催日 平成25年9月29日(日)小雨決行
時 間 13:00 ~ 15:00
テーマ クモの巣や網の疑問を調べよう
参 加 小学生以下は保護者同伴
費 用 無料 虫眼鏡
集 合 佐鳴湖公園・富塚花見台駐車場 13:00
主 催 高橋和彦・恵子


浜松を起点に企業・団体・医療など、ビジネスシーンの撮影およびビジネスポートレート撮影を行なっています。撮影のご依頼、お問合せはメールもしくはSNSにて承ります。
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